2018年1月16日 (火)

波止

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一昨日、山を歩いていて、遠くの景色を撮ろうと思って樹幹越しのいい位置を狙って前へ足を進めたところ、そこは雪庇が張りだした上だった。

底が抜け、下へ転げ落ちた。

弾みで左足が拗けてしまい、膝関節に痛みが走った。

下山後、帰宅しすぐに寝てしまったが、翌朝目覚めて起き上がろうとしたら膝が痛くて曲がらない。

左膝は過去、後部靭帯断裂した箇所だ。

一日痛んだ。

今朝になっても痛みは変わらず。

妻の不具合の生じたパソコンをいじくったあと、疲れて2時間余りぐっすり昼寝をこいた。

起きてみれば、膝の痛みはほとんどなくなり、関節もスムーズに動く。

人間の体って、寝てる間に不具合になったいろんなところを修復する。

昨年末に風邪を引いて3週間ほど微熱が続いてたりしたこともあったのだが、病院にはいかず、薬も嫌いだから飲まず、寝るばっかりしてた。

3週間目の日、昼寝から目覚めてみれば、平熱に戻りウソのようにすっきりしていた。

寝るって大事だ。

病気も治し、怪我も治し、疲れもとってくれ元気になれる。

ひとつだけ心配してることがある。

ボケがますます深刻なのだ。

昼寝のし過ぎかもしれん。

2018年1月15日 (月)

三嶺

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昨日、グリコさんbiscoさんたちに誘われて、いやしの温泉郷より三嶺へ登った。

この時季このルートからの三嶺へは何度かトライしてその都度敗退している。

山頂までの距離は登山口から6km弱、標高差は単純に1100mほどで、無積雪期であればさして時間のかかる山ではない。

ところが雪が積もれば途端に健脚向きなコースになる。

ワカンとアイゼンもしくはスノーシューは必携だが、1791mの前衛ピークからいったん下って、三嶺への登り返しでは雪質によってはピッケルが必要な場合もある。

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グリコさんとbiscoさんはクロスカントリーのショート版のようなスキーシューとアイゼン。

reikoさんはスノーシューと、しっかりとアイゼンも持参。

ピオーネとわたしはワカンとアイゼン、これは持つ人が化石世代の所以だろうか。

世代によってくっきりはっきり雪山装備が色分けされていておもしろい。

所要時間は化石時代が大いに足を引っ張って、10時間半ほどかかった。

旧石器時代後期と新石器時代の方たちには申し訳ないことをしました。

帰宅したら、足はガクガク、体は綿のようにクタクタでした。

冬山は格別に魅力的だ。

しんどい思いをしてでも、また行きたくなる。

2018年1月13日 (土)

カルガモ

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1945年に日本が戦争に負け、多くの人が亡くなったがそれまで出兵していた兵隊たちが戦地から帰ってきた。

翌々年の1947年から’49年にかけて、大量の赤ちゃんが生まれた。

わたしが’48年生まれ今年70歳、第一次ベビーブームの一人、この人たちを団塊世代という。

それから24年後、’71年から’74年にかけて、第二次ベビーブームが起きた。

団塊ジュニアといわれている。

そこからさらに24年後には団塊三世代が起きると誰もが信じ想定していた。

ところが、起きなかった。

なぜだろう。

1990年にバブルが弾け、以来景気は後退しどん底状態が続く。

雇用が弾け、年収は下がる一方。

成人を迎えた団塊ジュニアはその煽りを喰らい、多くの若者が就職難あるいは就職しても生活するのに汲々とした。

この頃を期に少子高齢化が顕著になった。

それから28年後の’今、好景気が続いているという。

しかし、若者の結婚離れはなおも続いている。

今や300万以下の年収は40.9%の割合で、200万以下となると24.1%にもなる。

貧富の格差は拡大するのみで、是正されることがなく、日本の相対的貧困率は悪く、世界でも注目されだした。

生涯未婚率 1960年には男1.26%、女1.88%だったが、2010年には男20.14% 女10.61%、2015年には男25% 女18%。

政府や自治体はこぞって少子化対策が急務というが、収入が増えない限り根本的な解決にはならないのが実情で、町からはますます子どもたちの声が次第に消えてゆく。

増えるのは四葉マークをつけた車ばかりなり、寂しい限りだ。

2018年1月12日 (金)

コガモ

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図書館で様々な方が書い山の怪談噺の本を借りた。

偶然にもトッパナに民俗学者の柳田国男のいらず山という話があって、そのなかに次のようなことが書かれていた。

多くの神秘談は死の床で、もしくは老衰してもう山で稼げなくなった者が、経験を子弟伝えようとするついでにいい残すのが普通になっていて、そういう話の聞書きには真実味がある。

そうでない場合に面白げに話すのは、作りごとでないまでも、受売りの誇張の多い話と見てよい。


ふむふむ、そうだろう、そうだろうよ。

ところで、美作のある山奥には池があってそこの水鳥は皆片目であったので、遁げて帰ったという。

これはどっちの話なのか?

死の床で話した話なのだろうか。


今日は夕方近くになって雪の花が舞った。

西陽を浴びてきれいでした。

2018年1月11日 (木)

ショウヅカ婆の正体は?

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柳田国男の書いた遠野物語にショウヅカ婆のことが載っていた。

和野にジョウヅカ森というところがある。

    …

これは間違いなく人を埋葬した墓である。

塚の上に石があって、ここを掘るとたたりがあるという。

※ジョウヅカは定塚、庄塚または塩塚などと書いて、全国にたくさんある。

これも境の神をまつった場所で、地獄のショウヅカの奪衣婆の話などと関係がある…云々


奪衣婆とは三途の河の婆もしくは葬頭河の婆のことで、河のほとりに居て、亡者の衣類を奪い取る鬼婆のことだ。

徳島と愛媛の県境に聳える塩塚峰にも、その近くにショウヅカ婆伝説が残っていて、三途の河にやってきた亡者から6文銭を取り立てるのだが、容赦なく衣類を剥ぎとったのだ。

そして閻魔大王のいる地獄へ突き落す。

地獄へ落された亡者は、舌を抜かれ、熱く焼けた鉄板の上や剣の山を歩かされ、頭の皮を剥ぎとり、釜茹でにし、まさしく阿鼻叫喚の図そのものだ。

あなおとろっしゃ。

どうやら塩塚峰には近づくなということらしいのですが、どんな理由があったのか。

それにしても同様な話が全国あちこちにあるとは魔訶不思議ですね。

2018年1月10日 (水)

大川山の狛犬

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今シーズン初めての雪山。

積雪はわずかに3~4cm、粉雪が舞い、狛犬の背や頭にもつもり薄化粧。

小鳥が遊ぶ管理棟へ下りて行ったが、辺りはシーンとして生き物の気配なし。

何年か前にはヤマガラやシジュウカラ、ゴジュウカラ、コゲラ、アオゲラ、オオマシコを見ることができたがのだが。

それとも今日は粉雪が舞っていたので、たまたま来なかっただけなのか。


20年以上、冬山は6本爪の簡易アイゼン、それでとおしていたのだが、昨年の夏に買っておいた10本爪アイゼンを初めて着用して歩いてみた。

雪がほとんどなかったので、なんともいえないが、6本爪に比べて、グリップが効いてるだけでなく、バランスもいいようだ。

もっと早く買っておけばよかった。

後悔後先に立たず。

ほんの少し歩いただけだったが、雪山の感触を確かめることができた。

あとはちょこちょこっと修正すればOK。

問題は体力だ。

ニンニクパワーで行くぞー!ブホオー、ドウダー


雪浅し 大川山に 小鳥待つ

2018年1月 9日 (火)

紫式部

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遠野物語ー柳田国男著ーに以下のようなことが書かれていた。

ニタカイというのはアイヌ語のニタト、つまり湿地から出たのであろう。

関西の諸国ではニタともヌタともいうが、すべて同様である。云々

イノシシなどの掘り返した泥水だらけの場所をヌタ場呼んでいるが、これだろうか。

だとするとわたしたちの日常の言葉には地名も含めてアイヌ語が盛んに使われていることになる。

なんとなく日本のルーツに触れたような懐かしい気持ちにさせられた。

先日も、古の参詣道跡にヌタ場を見た。

イノシシやシカは昔の日本人の食生活に欠かせない動物だったようだが、いつの頃からか害獣として扱うようになってしまった。

人間は、結構勝手気ままに自分たちのご都合主義で自然を考えているのじゃないだろうか。

大切にしないと、そのうち、いたいしっぺ返しをくらうに違いない。

2018年1月 8日 (月)

よっこらしょ

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景色のいい岩場で麓から鳴り響いてくるお昼のサイレンを聞きながら、お昼ごはん。

スーパーで買ってきたおにぎりと、淹れたての熱い味噌汁はどこで食べるよりもいっちゃんうまい。

デザートもあるでよと言いながら、リュックから取り出して蓋を開けたとたんに地べたにばら撒いた。

地面をみるとそこここに動物の糞が転がってるじゃないか。

あ~あ、かまうもんか、山専ボトルに入れてきた熱々の湯でしゃぶしゃぶっと消毒して、食べたが、なんとなく土臭かった。


もうそろそろと梅が咲きだす季節だが、小さな庭では今年もたくさんの侘助の花が咲きだした。

別名ワビスケツバキといわれるように、花弁を散らさず花のまま落ちる。

花言葉のとおり、どこか簡素で静かな趣がある樹だ。

2018年1月 7日 (日)

這い上る

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差別はなぜなくならないのか。

昨年のニュースで一番驚いたことは、東日本大震災の被災地の人たちが、避難先で差別にあっていることだった。

特に子どもたちは転校先の学校で苛めにあっている。

一人や二人ではない。

クラスの子どもたちに、名前に菌をつけられて、○○菌と呼ばれる。

なかには学校の先生にも…。

補償金目当てにお金をたかられる。

千円やそこらのお金ではない、何度も何度も。

暴力行為にも及ぶことがある。

子どもだけでなく、大人たちは職場で嫌がらせを受ける。

東電に文句を言えばお金になるから、ずっと働かなくていいんだろ。

あんたたちは俺たちの税金で暮らしてるんだろ。

あの家は福島から来たやつらで汚い。

アンケートでは、嫌がらせを受けた割合   337人/741人

差別はなぜ起きるのか、差別する側になぜそういう気持ちが起きるのか。

嫉妬と排除と卑下と争奪の論理が差別する側の人間に働いている。

戦争はなぜなくならないのか、同じ理屈なのかもしれない。

2018年1月 6日 (土)

トベラの実

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見た目にもおいしそうな真っ赤な実。

メジロとかジョウビタキなど鳥たちが好んで食べる。

鳥たちが食べるなら毒ではないに違いない。

虫が食べて穴が開く植物には毒はないと聞いているので、鳥も同じだ…と思う。

ところがだ、この説がほんとうかどうか疑ったほうがいいのかも。

なぜなら、毒キノコを好んで食べる虫がいるのだ。

しかしなー、鳥はいいでしょう。

ってなわけで食べてみた。

味もそっけもなかったが、毒はないようでした。

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